こんにちは。lottyです。
2022年1月で17歳になる我が家の高齢猫のロッタ。
昨年、病院で膵炎(だったかも)の所見がありました。
これが2年前から続いていた嘔吐、下痢、食欲不振の原因とみています。
食事がなかなか合わず、嘔吐下痢がとまらず、やせてしまい、かわいそうなことをしました。
色々試行錯誤の結果、今はずいぶん食欲も戻り、嘔吐の頻度も減っています。
今回はロッタの日々の食事について書こうと思います。
高齢猫と暮らしている方の参考になれば幸いです。
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高齢猫・ロッタの食事(ドライ・ウェットフード)
普通は高齢猫の食事はダイエット対策で低脂質フードが多いですが、ロッタは17歳のハイシニア。
若い時と比べて体重は半分になってしまいました。ここまでくると逆に子猫並みの高栄養が必要になってきます。
はじめはNOW FRESHのキトン・ハイシニア用をあげていましたが、吐くことが増え、フードを見直しました。
調べていくうち、膵炎を患った猫は低脂質フードが必須ということがわかり、低脂肪、低アレルギーフードに切り替えました。
原料、産地など試行錯誤ののち、今これらにいきついています。
ドライフード
ドライフードは外国産、正規輸入品(適切な環境下で輸入されている)でリパックされていない(酸化が気になるので)、ヒューマングレードなものを選んでいます。
NOW FRESH(ナウフレッシュ)グレインフリーシニアキャットウエイトマネジメント
新鮮な生肉、生魚、野菜、果物、オメガ3&6脂肪酸が豊富なキャノーラ油と中鎖脂肪酸が多いココナツオイルなど、栄養価の高い原材料を使用。
副産物、成長ホルモンを使用された肉、レンダリングミートミール、化学防腐剤、一切不使用です。
栄養を最大限に生かすため、少量をゆっくり時間をかけ90℃で丁寧に調理されています。
グレインフリー、プロバイオティクス、消化酵素配合と、お腹にやさしく消化しやすい素材が選ばれ、工夫されています。
高たんぱく、低脂肪。原産国はカナダ。
重篤ではないものの、年相応の腎臓の衰えのあるロッタ。こちらはリンの数値も0.5%と低いです。
HAPPY CAT(ハッピーキャット)シニア ファームラム
こちらも高たんぱく、低脂肪、グレインフリーです。
ロッタは後ろ足に関節炎がみられ、対策を考えていました。先生からはサプリを勧められていましたが、それは大きなゲルカプセルで、飲ませることができませんでした。
このフードは緑イ貝、グルコサミンが配合され、関節ケアにいいと思ったので、初めて買ってみました。
原産国はドイツです。厳格なドイツの食品基準をクリアしたヒューマングレードの食材が使われています。副産物ミール、遺伝子組み換え作物、化学保存料、香料、着色料不使用です。
ポルトリープロテインとは、ヒューマングレードの生肉を乾燥させて細かく砕き、粉状(乾燥ミール)にしたものだそう。
少しずつ混ぜてあげてみようと思います。
どちらも1.3kg。これより小パックになるとリパックされていると思います。一度開封したら密閉袋に入れ替えようと思います。
ドライフード(総合栄養食)はふやかしてウエットフードと混ぜて
ロッタは歯周病が進み(泣)固いドライフード(カリカリ)が食べられません。あげると食べるのですが、ほぼ丸のみしているようで、吐いてしまいます。
でもウエットフードだけだと、栄養が足らなく、嘔吐下痢が続くとどんどん痩せてしまいます。
なんとかカリカリを食べてもらいたくて。
これは、ロッタの大好きなささみスープでカリカリをふやかし、ペースト状にしたものです。
ささみのゆで汁を製氷皿に入れ冷凍しておいて、鍋に3キューブ入れて火にかけ溶かします。
溶けたら火を止め軽く冷まし(カリカリの栄養素が壊れない程度に)スープにカリカリを15g位入れて、蓋をしてしばらく放置します。完全に冷めるとふやけてペースト状になってます。
そして、ウエットと半々で混ぜて与えます。
喜んで食べています。ささみスープでふやかしたのが良かったようです。
【フードの酸化防止におすすめ】真空パック保存
キャットフードは一度開封すると酸化による劣化が気になりますよね。私は開封後は真空パック機で保存しています。とても便利ですよ。
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ウェットフード
アニモンダのインテグラ(療法食)は症状別(腎臓、糖尿、PHケア、アレルギー、胃腸)食事療法のためのプログラムです。獣医師開発。ドライフードもあります。
腎臓ケア一つにしても、鶏、豚、牛、七面鳥、子牛、鴨、とにかくラインナップが豊富です。
好みで選んであげられます。原産国はドイツです。
animonda(アニモンダ)インテグラプロジェクトセンシティブ(七面鳥のみ)
食物不耐性(下痢、痒み)のある猫用の療法食。動物、植物たんぱく源をひとつに絞っています。グレインフリー。ストルバイト、シュウ酸カルシウム結石の形成を防ぐPHコントロールがされています。
animonda(アニモンダ)インテグラプロジェクトニーレン腎臓ケア(鶏)
とにかく鶏肉が大好きなロッタ。なのでこちらもたまにあげています。慢性腎不全に対処するため開発されたフード。タンパク質とリンの含有量が減らされていて、腎機能が支えられます。
尿路結石症(ストルバイト)を過去に患ったので、リンの数値の低いフードをまぜて以前からあげています。水分摂取も忘れずに。
原材料
肉類(豚、鶏)、野菜(ポテト)、油脂類(キャノーラオイル、野菜副産物、ミネラル
栄養添加物(1kgあたり)
ビタミンD3 300IU、3b202 0.15mg、E4 1.5mg、E5 2.1mg、3b605 17mg
分析値100あたり
タンパク質7.8%、脂肪10.5%、粗繊維0.7%、粗灰分1.5%、水分77%、カルシウム0.22%、リン0.16%、ナトリウム0.17%、カリウム0.18%、リノール酸1.8%、タウリン0.7g/kg
他に、胃腸ケア(七面鳥)もあげています。下痢の症状用の療法食。
消化しやすい内容物で消化器官にストレスを与えず、電解質含有量が増やされています。消化吸収の良い七面鳥、他にシリアル(ライス)が使われています。
ストルバイト、シュウ酸カルシウム結石の形成を防ぐPHコントロールがされています。
食欲増進に大好物のささみをトッピング 食いつきが違います
ウエットだけでは栄養が足りません。なので、ドライ(先に書いた通りふやかして)とウエットをまぜています。
アニモンダの療法食は比較的おいしいみたいですが、あまり食が進まないので、大好きなささみをトッピングしてみました。
ポイントは、ささみのみあたためて香りをたたせること。
(注意:↑画像のささみの量は1回分です。ロッタは1日に6.7回、こまめにごはんをあげています。高齢猫にはささみあげすぎかな?ちょっと反省。かわいそうですが、もう少しひかえめにします。)
フードはあたたかい方がいいと思い、全体あたためてみましたが、食べてくれず。
ささみのみあたためて、フードは冷たいまま、であげるとモリモリ猫がかわったように(笑)食べてくれました。
なかなか最近食がすすまなく、その上の嘔吐下痢で、困り果てていたところのこの方法です。
モリモリ食べる姿を久しぶりにみました。嬉しかったです。(こちらの画像はカリカリの形が残ってますが、完全にふやかしてあげています)
ちゃぶ台に右足をのせて、おかわりサイン?
周期的に調子が悪い日があり、その時々で食事を変えています
膵臓に炎症がある猫の症状は周期的に症状(下痢嘔吐)を繰り返すそうです。
あまり嘔吐下痢がひどく、衰弱しているときは、点滴とステロイドを使って治療です。なるべく病院行きは避けたいです。
吐いてしまった直後もごはんを欲しがります。でもすぐあげるとまた吐いてしまいます。
本当は内臓を休めてあげた方がいいのでしょうが、高齢猫の場合は絶食も命取りになることもあるそうで。
それなら、なるべくやさしいものをあげよう、となり、このささみスープです。
お水あまり飲んでないな、というときにもあげています。
ささみのゆで汁を冷凍しています。
調子の悪い時はすこしウエットを混ぜて、アニモンダセンシティブを少し混ぜています。
吐いた後、1時間位がんばって時間をあけて、あげています。またすぐ嘔吐してしまう、ということはありません。下痢はありますが・・・。
最後に
ささみをあたためて大量トッピング&低脂肪フードに変えてから、ほぼ毎日(ひどい時は1日に2,3回吐いた時もあります)嘔吐していたのが今は週1ペースと確実に減ってきています。
食欲も増してきていていい感じです。体重も戻るといいなぁ。
猫はよく吐く動物ですが、あまりにも頻度が多いと苦しそうで、かわいそうです。吐くにも体力使います。下痢もきつそうです。
なるべく体力消耗させないように。辛い思いをしなくていいように。
穏やかに毎日送れるように、気をつけてあげたいと思っています。
病院にいくと、「よく頑張って生きてるね~」と声をかけられます。
生きていてくれて、ありがとう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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