【老猫18歳・膵炎】自宅ケア(自然療法)で奇跡の回復!命をつないだもの5つ①(塩・フード)

ロシアンブルーの老猫18歳のロッタ
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こんにちは。lottyです。

我が家の大切な家族、ロッタ(ロシアンブルー)。先の画像が化け猫のようになっていますが(笑)、1月29日で18歳になりました。
3年前から嘔吐下痢の症状が続き(のちに膵炎だったのではと診断を受けます)、なかなか改善されず、結構痩せてしまいました。
それでも体調に波はあるものの(下痢嘔吐はあるが食欲はある)、何とか元気にはしていましたが、

【我が家の老猫ロッタ17歳のいま】色々ありましたが元気にしています(膵炎・老猫介護)
実は昨年10月にこの記事を書いた後、さらに体調を大きく崩し、食事も受けつけず、嘔吐下痢が続いたときがありました。

苦しむ姿を見るのは本当に辛かったです。
不安で不安でたまらなくて、何度も病院の先生に相談したくなりましたが、病院の処置とは、点滴、抗生剤投与、投薬。ロッタにとってはストレスしかありません。
強い薬での対処療法でロッタにとって本当にいいことなのか?と、疑問に思いました。

本当に私にできることはないのだろうか??
自宅ケア、自然療法で、なるべく心身ともに負担の少ない方法でできないか?
ここ何年かネットやSNS、YouTube、あらゆる媒体で情報を集めまくっていました。

試行錯誤すること半年。
ロッタの命をつないだのは、塩、フード(手作り食)、温活(灸)、マッサージ、そして自然療法のオステオパシーでした。
今回の記事ではまず塩とフードのことについてご紹介したいと思います。
病院に行くだけでなく、私たち飼い主にもできることがあるんです!

老猫と暮らす飼い主さんにもぜひ読んでいただきたい記事です。
膵炎だけでなく、年齢を重ねると現れてくる色々な不調にも対処でき、日々健やかに過ごせるヒントにもなっていると思います。
そして、私がやったケアは、人間にも通じることなんです。みんな同じなんです。

特に自宅でのケアに興味のある飼い主さん、老猫の膵炎に悩む方の参考になれば幸いです。

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【老猫18歳・膵炎】自宅ケア(自然療法)で奇跡の回復!命をつないだもの4つ①(塩・フード)

塩(+こまめな水分補給)

体調を崩す前までのロッタの食事といえば、ほぼカリカリ、ドライフード。
1日に必要な水分量は、体重1kgにつき50mlといわれています。
若いときは5kg近くあった時があるので、250ml水分は必要でした。ほぼ飲んでなかったです。

若いときから慢性的な水分不足だったと思います。石(ストルバイト)ができておしっこが出なくなったことが何度かありました。
意識的にスープをあげるようになって、病気になることはなくなりましたが、軽度脱水が続いたことで内臓にも負担がかかってたのではないかと思います。
昔は、ロッタも若く、健康に気を使ってなくて、水分摂取の重要性をあまりわかってなく、不勉強でした。
猫はあまり自分から水分とらないので、どうしたら飲んでくれるか、もっと対策を講じるべきでした。
かわいそうなことをしました。

積極的に水を飲まない猫に、どうやって飲んでもらうか?が問題です。どうせなら栄養も効率よくとれたらいいですよね。
ロッタは鶏肉が大好物。昔はささみをあげていましたが、他の部位よりリンが多く含まれていて、弱った腎臓にはよくないので、鶏むね肉をあげるようにしました。
そのゆで汁スープを水分代わりにしています。
それと、ミネラル豊富な天日塩。減塩減塩言われていますが、確かに摂ってはいけない塩もあります。
ゆっくりと日に当て水分蒸発させ丁寧に作られ、ミネラルが残された天日塩は、むしろ摂るべきです。
水に天日塩を入れることで、吸収率があがります。

昨年熱中症になり、水分補給をするのに、塩のことについて色々調べ、微量ミネラルの大切さを痛感しました。人間も猫も同じですね。
日頃から飲む水には、少しの天日塩を入れて飲んでいます。

関連記事:
【命の危険!水分塩分補給を】涼しい室内で熱中症(脱水症)に 初期症状・対策(夏風邪)・後遺症
もどうぞ。

塩は色々備蓄していますが、今使っているのはこれ。まろやかで旨味があります。


沖縄の海で低温乾燥によりじっくり作られたミネラル豊富な塩です。

鶏むね肉のスープには、

  • タンパク質: 皮つきスープは飲んでくれないので、皮は除いています。
  • ビタミンB群: ビタミンB群には、エネルギー代謝に必要なビタミンB1、B2、B3、B6、ビオチン、葉酸、B12などが含まれています。
  • ミネラル: カリウム、リン、マグネシウムなどが含まれます。
  • コラーゲン: 皮膚、骨、関節、軟骨などの健康に必要な栄養素です。
  • 水溶性ビタミン: ビタミンCなど。ただし、長時間茹でるとビタミンが破壊されるため、できるだけ短時間(20分以内)で調理すると良いそうです。

こんな栄養素が含まれています。

なるべく室温にもどした鶏むね肉(1~2枚)を観音開きして火を通りやすくし、沸騰した湯に入れ、再度沸騰したらそのまま火を弱めて5分程茹でた後、蓋をして10分ほど待ちます。

鶏むね肉スープ

茹でた後、スープはすぐに冷やして、ジップロックか製氷皿に入れて、瞬間冷凍しています。
肉は食べやすい大きさに裂いて、これも小分けして冷凍。おやつやごはんのトッピングに使っています。たまに私たちも一緒にいただくことも。

出来立てのスープは特に飲みたがるので(水炊き状態ですね、おいしいです)、飲みたいだけあげてます。

塩鶏スープ老猫用

スープは必要な分だけ(1回100ml位。1.5日分)取り出して、小さい鍋で火を入れ解凍します(ぐつぐつ煮込まない)。解凍されたスープの中に、塩をほんの少し(100ml位のスープに3~4粒位。たまにもう少し入ってしまうときもありますが)入れています。全くしょっぱくなく、よりまろやかなスープになります。

ロッタは今2.5kgなので一日の水分量150mlは必要ということになります。
毎日170mlはとれていると思います。

体調が悪く、何もうけつけないとき、とにかくスープだけでもと、鶏塩スープをずっとあげていました。
このときは、大好きなささみ、むね肉も食べてくれませんでしたが、スープだけは飲んでくれて、救われました。

ササミスープ

こんな感じで少しずつウエットフードを入れて。
少しずつ、少しずつ、食べられるようになりました。このときは下痢嘔吐もあり、出ていく方が多かったので、とにかく水分、ミネラルを摂ることを心掛けました。

日本初の根本治療専門動物病院サニーズアニマルクリニックチャンネル。
動物に適切な塩をあげる、ミネラル摂取の必要を説いています。
他の動画もめちゃくちゃ勉強になります。

腑に落ちることばかりでした。不安がどんどんなくなっていきました。
こちらは私が認識している「THE・動物病院」とは全く違います。
体調が悪くなったら先生に頼る、ではなく、まずは飼い主が勉強して賢くなる。
腹をくくる、覚悟が問われます。いやいや、はじめから、ちゃんと「命」、動物(飼い主自身)と向き合うべきなのです!
サニー校長の「動物の治療の主役は、飼い主さん」のことばがささります。

自然療法士 ルイさんのチャンネルもおすすめです。
積極的に摂るべき塩、避けるべき塩について説明されています。塩選びの参考に。
こちらの他の動画もどれも興味深くて勉強になるものばかりです。

フード

手作りごはん

これまで市販のフードをずっとあげていました。
手作りごはんはよくわからないままあげても栄養偏りそうだし、無理だと思っていました。
キャットフードは総合栄養食、これだけあげていたらとりあえず大丈夫だろうと、深く考えずにいました。
カリカリのドライフードの中でも一応考えて、グレインフリーのプレミアムフードをあげていました。
傷みにくいし、あげるのも便利ですよね。
若いときは、これでも大丈夫でいてくれました(見た目は、ですね。少しずつ、内臓に負担はかかっていたと思います)。

ハイシニアになり、体調が悪くなってきて、やっとウェットフード、療法食に変えました。

関連記事:(今はアニモンダニーレンチキンをあげています。療法食について)
我が家の老猫・ロッタの食事(膵炎・嘔吐下痢・フード酸化防止・食べないときの対策)
もどうぞ。

まだ自信なくて無理だけど、手作りごはんのことも少しずつ調べはしていました。そんなときに見つけたかなえさんのブログ、ねこラブ♪猫だってごはんが大事!

手作りごはんや、自宅療法、代替療法のことなど、病院では知りえない、私が知りたい情報がたくさんでした。
やっと出会ったと思いました。本当に嬉しかったです。
完全に手作りに移行するのが最良ではあるけれど、無理のない範囲で少しずつ取り入れる、でもいいのだとわかり、手作りごはんのハードルが下がりました。

そのかなえさんがおすすめされていたこのだし栄養スープ(かなえさんのブログへとびます)。

千年前の食品舎だし&栄養スープ

千年前の食品舎だし&栄養スープ

千年前の食品舎だし&栄養スープ

かなり細かい粉末です。瓶に移し替える時、ばふっとなります(笑)。

まさに私が探していたものでした。化学調味料から卒業したくて、だしを探していました。コンソメは手作りしています。
原材料の産地も明記されていて、ペプチド化されているので消化吸収が良い。効率よく栄養が摂取できます。
これはロッタにもうってつけでは!!と早速購入し、家族みんなで使っています。
やさしい味のおだし。おかげ様でめでたく創味シャンタンから卒業です(笑)。

細かい粉末なのでフードに少しまぜるだけで効率的に栄養がとれます。おすすめです!

今のところ私が実践している手作り食(といえるほどでもないですが)。市販のフードと混ぜてあげています。まだまだですが、少しずつやっていこうと思います。

  • 鶏塩スープ
  • 茹で鶏
  • 野菜を鶏スープで煮込んで作る野菜ペースト

猫の手作りごはん野菜ペーストに使う野菜

冷蔵庫にあった野菜。小松菜、人参、大根を鶏スープでやわらかく煮ます。

猫の手作りごはん野菜ペースト

ブレンダーでつぶしてできあがり。あっという間です。
これ本当に便利です。このカップもついています。お菓子、バジルペースト、コンソメ作りに使っています。鍋の中で使ってポタージュ作るのに使うと、濾す手間も省け、野菜丸ごといただけます。

他にも刻む、スライス、千切りなど、色々アタッチメントがついたブレンダーがでていますが、この機能で十分です。

猫の手作りごはん野菜ペースト

できたペーストは製氷皿にいれて、瞬間冷凍。使う分だけ自然解凍してあげてます。

フィーラインナチュラル

猫は、完全肉食動物。内臓から骨に至るまですべてまるごと生食でいただくのが理想の食事とされています。
フィーラインナチュラルは、「生食」に限りなく近づいて作られているフリーズドライ総合栄養食。
「日持ちする生食」なのです。

ニュージーランドで育った、グラスフェッド(牧草を食べて育った)の羊、牛、鹿。ケージフリー(平飼い)で育った鶏から作られ、人工的な成分や添加物を使用せず、自然由来の成分が使用されています。栄養が損なわれないよう、加熱を最小限に抑えられて作られています。

原材料の98%は肉類、5%は野菜、果物、2%はミネラル類、関節ケアに有効とされている緑イ貝などです。穀類、イモ類、豆類などは含まれていません。NONGMO(遺伝子組み換えなし)グレインフリー。

備蓄にも最適。非常時は私たちもいただけそう(笑)。
水で戻してあげるので(3倍量の水)たっぷり水分もとれます。

注意は、栄養素が壊れないよう、37度以下の水で戻すことのみです。

  • チキン&ラム・フィースト
  • ラム&キングサーモン・フィースト
  • ビーフ&ホキ・フィースト
  • ラム・フィースト
  • ビーフ・フィースト
  • チキン・フィースト

種類豊富なフレイバーです。すべてお試ししてみましたが、どれもおいしそうに食べてました。
今使っているのはこちら↓

グリーントライプ

こちらは栄養補助食。
完全放牧で育った牛、子羊の「胃袋」です。乳酸菌などの善玉菌、酵素そのままにフリーズドライにされています。
こちらもまた超絶おすすめです!
膵炎の症状(下痢嘔吐)には消化酵素を足すのが有効です。
こちらをあげて、下痢嘔吐がぴたりとやみました。

いつもあげているごはんにこちらをトッピングするだけでも十分効果はあると思います。
下痢嘔吐に悩まれている猫さんにぜひ!!

唯一の難点は・・・においです。正直、臭いです。羊の胃袋、内臓なので・・・(笑)。
動物の本能を刺激するにおいだそうです。ロッタも大好き。
でもこれメインであげてるわけではないし(手で崩すとき、少し手が臭くはなります)、全然許容範囲。
喜んで食べてくれるので私は気にしません!

 

K9ナチュラル公式サイト(ワンちゃんのフードはK9ナチュラル、猫はフィーラインナチュラル)からは、6種の全フレイバーとグリーントライプが入った小袋テイスティングセットが購入できます。
ぜひお試ししてほしいです。

現在のロッタのごはん

市販のもの、手作り、いろいろ混ぜてつくるロッタのごはんです。
1日、7回くらいに分けて少しずつあげています。

まず、お皿にすこし水をいれて、電子レンジでチンしてお皿をあたためます。
水を捨て、スケールにお皿を載せて

  • アニモンダインテグラ(ウエットフード)・ニーレン(腎臓ケア)チキン
  • フィーラインナチュラルを3倍量の水(塩鶏スープ)でふやかす
  • 野菜ペースト
  • ペプチドだし
  • サプリ類たまに(オメガ3のクリルオイル・関節ケアにMSM、グルコサミン・酵素など)

老猫18歳のごはん

朝夕はこんな感じです。そしてフィーラインナチュラルをふやかします。骨も含まれていて、たまーに大きめの骨が入っていることもあるので(多分大丈夫と思いますが)、指でチェックしてます。
ちょっと緑色のフリーズドライがグリーントライプ。朝と夕にあげています。

お昼、夜遅い時間に食べたがる時は、アニモンダをすこしスープを入れてあげたりしています。

ロシアンブルーの老猫18歳のロッタ

朝のおねだりがすごいんです。怖い(笑)。

老猫18歳のごはん

早く!早く!

ロシアンブルー老猫18歳のロッタ

がっついて食べます。朝はおかわりして2杯。

お魚も試してみたいなー。食べられるものを色々知っておくことは大切ですね・・・。

最後に

ロシアンブルーの老猫18歳のロッタ

適切な量の水分、塩と鶏スープで効率よく栄養を摂りながら、体内の水回りをよくし、おしっこでどんどん不要なものを出す、フードに鶏塩スープを入れること半年。こんな食事に変えて4か月。

これまでは月に1度は酷く体調を崩していましたが、それもなくなり。下痢嘔吐もなくなりました(たまーに明け方空腹で少し透明な液体を吐くことはあります)。
食欲も旺盛。もりもり食べるように。

鶏肉のおねだりはしょっちゅう。

ロッタが辛いときは私たちも、本当ーーーに辛い。こちらも病気になりそうです。
だから、ロッタがおねだりしてごはんをがつがつ食べてくれる姿を見られることは、私たちにとってもとても幸せなこと。

私たち飼い主にできることは、あります!!ていうか、私たちにしか、できない!!と思っています。
そして、動物はいつでも、私たちのすることをだまって受け入れてくれます。真剣に向き合わなければ、ですね。

次回は、温活(灸)・マッサージについてご紹介しようと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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