こんにちは。lottyです。
夫婦で大腸内視鏡検査、ポリープ切除しました。
きっかけ、施術、術後の状態など夫婦でまるで違いました。結果だけ同じで、幸い二人とも良性でよかったです。
準備が大変で、術後の食事、元通りの食生活が送れるようになるまでけっこうかかりましたが、健康であることのありがたみを感じることができました。
お酒も、甘いものもとれない術後の(健康的な)食生活。体がすっきり、軽く感じていました。つくづく、アルコール、糖、腸には良くないのだなぁ、と思いました。
いつも酷使している腸には回復する間、休んでもらえてよい期間でした。
これから検査される方の参考になれば幸いです。
夫婦で大腸内視鏡検査で大腸ポリープ切除しました
大腸内視鏡検査、私lotty2019年(46歳)11月、ダンナさんは2021年(48歳)11月のときでした。
私は検査の日だけ休みで次の日から仕事でした。ポリープを切除することを予想して、次の日も休むべきでした。
ダンナさんは土曜日に検査を受け、次の日は日曜、休みでしたのでゆっくり休養することができてよかったです。
検査のきっかけ
私は、もともとお腹が弱い体質で下痢しがちでした。何か月か前から便の最後に粘膜のような赤いものが混じることが増え、健康診断で便潜血陽性がでたことはありませんでしたが、症状が気になったので、自ら進んで受診、検査に至りました。
ダンナさんは、持病も何もない健康優良おじさん。年1回の健康診断も血圧が高め、尿酸値高め、あとは正常でしたが、この年初めて2本中1本便潜血陽性がでて、再検査の知らせが来たため検査することに。
検査だけでなく、ポリープがある場合は切除をお願いしようと思っていたので、施術を数多くこなしている信頼のおけるところ、通いやすいように近所、という基準と、副院長先生が女性、その点も私が行きやすく感じ、福岡市東区の松坂クリニックに決めました。
準備
検査前に一度診察、検査予約、下剤の説明をしてもらいました。
検査前日から準備が大変です。
検査前日から食事制限は始まります。私達は1日2食です。
お昼、夜ともうどん。
私はうどんやさんで、素うどんネギもとろろこんぶも抜いてもらって、うどんのみを食べました。夜もあたたかいうどんのみ。
ダンナさんはカボスうどん弁当(後述しています)、夜、あたたかいうどん。アルコールはこの日からお休み。暇そうにしていました。
次の日に飲む下剤モビプレップを大量の水(2リットル)で溶かしておきます。私は冷たいのが苦手なので常温(冷やした方が飲みやすいとありますが常温でも十分飲めます)で置いておきましたが、ダンナさんは冷やしてました。
寝る前に軽く下剤を飲みます。200mlの水にこちら1本(30ml位です)を溶かして飲みます。お腹が痛くて夜起きるんじゃないかと思いましたが大丈夫でした。
朝、起きたらコップ2杯以上の水を飲んで水分補給します。その後、下剤(モビプレップ)開始1時間前にジメチコン(胃腸内のガスを取る薬?)錠剤1錠を飲みます。
検査の5時間前位から下剤を開始します。
下剤コップ1杯を10~15分かけてゆっくり飲み、1L飲み終わったら、水を500ml飲みます。
次に下剤500ml飲んで水250ml飲みます。この時位から、トイレに下剤を持ち込んで飲みながらずっと座り、自然に任せます(笑)。2Lまで飲まなくてもだいたい1.5L飲んだところで便が透明になります。
私は初めてでよくわからず、トイレに行く都度、きれいに拭いて出てまた下剤を、を繰り返していたら、おしりがたいへんなことになりました(これでまた病院にかからないといけないと思ったほどです)。
なので、途中からはトイレにこもることをおすすめします。
便が透明になるまで、私は10回ほどトイレに行きました。私が辛かったので、ダンナさんには途中からトイレにこもってもらいました。
ダンナさんは5回トイレに行っただけで便が透明になり、先生に伝えると驚いていたそうです。下剤はそんな苦ではなかったようです。
余談ですが、健康診断のバリウム検査を受けると、普通下剤を飲みますよね(とても辛いですが)?ダンナさんは、飲まないんです。自然に任せて出すんです!
これまでお腹に残って痛くなったり、異常がでたことはありません。すごいですよね・・・。
下剤というと、お腹が痛くなり何だか体中の水分がとられて、きつくなる想像をしていましたが、ゆっくり水分をとりながら出していくので全くと言っていいほど体に負担はありませんでした。
しまいには飲むと直結して意図せず下から水がでてくるので、腸管洗浄剤、と名の通り、腸という管を洗っている、まさにそんな感じ。不思議でした。
本当に写真のようになります。びっくりです。
クリニックまでは、バスで行きました。
まだ便が残ってて、途中で行きたくなったら怖いのでクリニックで飲ませてもらえないかと聞きましたが、完全に出し切っているので、絶対大丈夫、クリニックで飲むと他の人もいるし、自分のペースでトイレに行きづらいので逆に大変ですよといわれ、こわごわ信じてみましたが、本当でした。
出すものがないので行きたくもなりませんでした。
検査、施術
私達は近所のクリニックで検査してもらいました。ポリープが1cmくらいの大きいものだった場合は切らず、総合病院で手術することになります。
私(lotty)
12時半来院、13時ごろから検査開始。
私は怖かったので、眠らせてもらいました。診察台に載った時から記憶がありませんでしたが、先生と会話していたようで、眠剤を増やしたそうです。
私は過去、婦人科手術で開腹した経験があり、腸に癒着があります。入りづらいところがあったようで、色々体の向きを変えて入れたそうです。
手術の経験のある方は、意識下だと痛みを感じるかもです(大腸がんを患った父も内視鏡検査は辛かったそう)
検査後も眠剤が効き、随分回復室で寝ていたようです(笑)。16時半ごろ帰宅。バスで帰りましたがまだなんだか眠く。帰ってもしばらく寝ていました。
下行結腸に5mm、S状結腸に6~7mmのポリープがあり、切除後、クリップ止めされました。
検査前日に下痢をしていたためか、粘膜が赤くなっていたそう、虚血性腸炎の疑いがあり、下血はこのせいだったかも、とのことでした。痔がないか心配してましたが、なかったようで、安心しました。
念のため、生検にだしてもらい、検査結果は2週間後です。
ダンナさん
ダンナさんは、意識下で、自分の腸を見ながら、まったくの余裕だったようで、ポリープ切除の間もみていたそうです。さすがです。
腸は痛覚がありません。切除されているときも感覚なしで、不思議な感じだったそうです。3時間くらいで、すぐ帰ってきました。
上行結腸に5mmのポリープあり、切除。盲腸に憩室(風船状の袋)あり。直腸にちいさなポリープが数個あるそう、こちらは経過観察とのことでした。ダンナさん、痔主であることが判明、出血源はここでした。
私のポリープはクリップ止め、ダンナさんはなし、この違いをきいたところ、ダンナさんは腫瘍の輪郭がはっきりしていて、きれいに取り去れ、傷口もちいさかったとのこと。
私の場合は輪郭ぼんやり、傷口が大きめだったので念のためのクリップ止めだそうです。このクリップは傷が回復して組織がもりあがってくると、自然に取れ、便と一緒に体外へ出されるそうです。すごいです。
本当は意識下で、自分でも確認しながらが一番なんですが、私は無理でした。
始めはがんばってみて、無理なら途中で眠剤をいれてもらうのがいいですね。
切除後の日常生活管理(アルコール・甘いもの)
しばらく、出血がないか、ちゃんと便はでるか、腹痛はないか、など体調をチェックしておきます。
アルコール禁止、消化の良い食事をします。しかし、消化の良い食事、とは難しいです。改めて日々食べているものはすべて繊維だらけなのだと痛感しました。術後2日目からの、常食で出来るだけ消化の良いもの、が難しかったです。
ダンナさんは本当に余裕で。3日目からもうビール飲んでました(自己判断です・・・)。
術後の異常(出血)
術後2日目。私ですが便に血が混じりました。写真を撮って、病院に朝一で連絡します。この日は仕事だったため、夕方、病院に。
出血ひどくなればすぐに来てください、とのこと様子見となりました。ひどくなれば、また内視鏡をいれてクリップをかけなおすとのこと。
そんなことになったら大変です。なるべく安静にして、消化の良いものをしばらく続けました。
原因も、クリップのせいなのか、新たな出血なのか、腸炎のせいなのかは特定しずらいとのこと。
術後次の日も普通に仕事にでました。立ったりかがんだりの仕事でしたので、少し無理をしたのかもしれません。
この日は金曜日。土日ともに安静に過ごしました。土曜日も出血、日曜には収まり、一安心です。
食事例
日々食べているもの、本当に繊維質ばかりなんですね・・・。何を食べていいのやら。
術後出血した私の食事は、しばらく、仕事の日のお昼はあたたかい素うどんを食べたり、家では、コンソメ少な目、海塩で味付けした人参やじゃがいもポタージュを作って、ホームベーカリーでフランスパンを焼いて食べたりしていました。
2週間位こんな食生活でしたので、大量に作って小分けにタッパーにいれて冷凍してました。
とろろうどんやたまご雑炊を食べたりも。
腸内細菌のためにも甘いもの絶った方がよさそうですが、私は無理でした。甘いものがどうしても食べたいときは、カステラ(福砂屋大好きなんです)食べてました。
こちらは検査前のダンナさんのお弁当、かぼすうどんです。
うどんやそうめんをゆでてランチボックスにいれ、うえにカボスを並べます(薬味はいれず)。
つゆは別添えで。食べる直前にかけていただきます。簡単さわやかメニューです。普段にもおすすめです。
術後の夜。ゆでたまごをたくさんつくりました。のこりは味玉に。
これとiHerb購入の乳酸菌。
California Gold Nutrition, LactoBif(ラクトビフィ)プロバイオティクス、300億CFU、ベジカプセル60粒
生きたまま腸に届く8種類の活性プロバイオティクス。私はこのカプセル2つ使って豆乳ヨーグルトも作っています。42℃で8時間~10時間置きます。ちゃんと固まってます。酸味も優しくおいしくできます。
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鯛めしもおすすめです。(昆布、ねぎは術後は控えた方がいいと思います)ダンナさんは3日後アルコール解禁のタイミングで食べてました。
ルクルーゼ ココットロンド22cmで作っています。
- 鯛(切り身でも可)1尾を醤油大さじ2.5、酒大さじ2.5に鯛を漬け込んでおく。
- 米2合を軽く洗って、2合分の水をいれたら、1の調味料分の水を抜いて、米を水につけておく。
- 2の上に1の鯛と漬け込んだ汁をいれ、昆布を5cm角のせて炊く
- 中火で約10分(沸騰するまで)、沸騰したら弱火にして10分、その後火を消して10分蒸らして出来上がりです。
普段は鯛の身(骨に気をつけて)をほぐした後、仕上げにバターを10gほど落として、昆布をはさみで画像のように細かくして一緒にまぜこみ、ネギをたっぷり散らすとよりおいしくいただけます。
茶碗蒸し、普通に豆腐の味噌汁もいいですね。和食は体に(腸に)やさしいです。
結果
二人とも、腫瘍は良性でしたが、管状腺腫といわれるものでした。これは大きくなれば大腸がんの原因となるものです。
私は術後少し出血しましたが、その後は良好でした。
ダンナさんは術後の異常はありませんでしたが、取るほどのおおきさではまだなく経過観察になったポリープがあります。憩室があり、便通を整えるに越したことはありません。
どちらにしても、理想は2年スパンで定期的に検査した方が良いそうです。
検査費用
私(lotty)
- 検査前の診察 1,520円
- 大腸内視鏡検査、ポリープ切除、病理診断 20,980円
- 出血したため再診 380円
- 検査結果 380円
合計 23,260円
ダンナさん
- 検査前の診察 1,480円
- 大腸内視鏡検査、ポリープ切除、病理診断 18,380円
- 検査結果 380円
合計 20,240円
保険請求
大腸ポリープ切除は医療保険の給付金対象になっていることが多いです。保障内容を確認しましょう。
私達はアフラックの医療保険に入っています。
日帰り手術(手術の種類によります)で10万円給付金がでるようになっているので、申請しました。
スマホで領収書の写メ、証券番号等必要項目を入力すると、ネットで簡単に申請が完了します。
アフラックは申請後、1週間もかからず比較的すぐに振込されます。
最後に
- ダンナさん:
検査してよかった、切除してから更におなかの調子(便通)がよくなったから、定期的に検査(腸管掃除?)したい(強制的に休肝日もできる)、といっていました。 - 私(lotty):
しばらく腸内環境が整うまで便の様子が安定せず、いつもの調子に戻るまで2週間かかりましたが、ポリープ切除してから便に血が混じることはなくなり、検査してよかったです。
私は現在お腹の調子、良くも悪くも、変わりません。
今回の検査で、普段通り動けて、おいしくなんでも食べられ、お酒もおいしく飲める日常のありがたみを改めて感じました。
これからも健康に留意しておだやかに日々過ごしていけるように気をつけていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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